病院、施設(有料老人ホーム、特養、グループホーム)と在宅で看ることの違い
日本の高齢化の進展とともに、認知症を患う人数は増加しており、もはや認知症は特別な病気ではなくなってきました。認知症でも在宅医療を利用する方法と、病院の認知症病棟や施設を利用する方法とがあります。施設の形態には、民間運営の有料老人ホームやグループホーム等、公的施設である特別養護老人ホーム(特養)などの介護保険施設等があります。病院や施設では、看護師や職員による見守りが大きなメリットですが、特養などは待機も多く中々入居できないケースも多いようです。在宅医療は家族だけでなく、介護従事者と医療従事者が連携して認知症患者をサポートしていきます。生活歴や家庭環境に基づいて多職種が連携して認知症の患者、そして家族を支えていきます。認知症の症例実績を多く持つ在宅医療クリニックであれば、家族の不安への対応も含めて相談に乗ってもらえることがありますので、利用前に確認してるとよいでしょう。